七五三の時の服装はどうしようか?というのもお母さんの悩みの1つだと思います。
3歳や5歳の時はまだ、袴を着せるのは無理かな?と思うけど、7歳の時はもう袴でも大丈夫かな?と袴を着せる人も少なくないでしょう。
しかし、おとなしいタイプの女の子ならまだしも、走るのが好きな男の子や動き回るタイプの男の子の場合は、袴は少々考え物です。
七五三で袴を着せる場合は、レンタルになるかと思います。私もレンタルにしたのですが、大失敗をしてしまいました。
子どもにとって袴は、着慣れない服装です。うちの息子は「歩きにくい」と言っていたので、「歩きにくいのなら走り回ったりはしないだろう、おとなしなって良いわ」などと暢気に考えていました。
しかし、順応性が高いのも子供の特徴の1つです。歩きにくいと言っていたのに、少しずつ小走りを始めそれが次第にスピードを増し、それなりに動き回るようになってきました。
神社に七五三参りに行くと、草むらや茂みのようになっている所があって、そこに入って行ったりもしました。
その時に、木の枝に袴をひっかけてしまったようです。袴を見ると、少しほつれているような、破けているような気もしますが、この程度なら近づけてよく見ないと分からない範囲内なので大丈夫だろうと思っていました。
神社で七五三のお参りを済ませた後、息子は「早くこの変な服、脱ぎたい」と言ったのですが、そのままの服装で両親とファミレスで食事をしました。
無事に、神社での七五三参りと会食を済ませて帰宅し、袴を脱いでいつもの服装に着替えさせました。その後、レンタルしていた袴を返却に行ったのですが、そこで思いもよらぬ事態になってしまったのです。
木の枝をひっかけたと思われる小さな穴を発見されてしまい、さらにレストランで食事をしたときに袖を汚していたようです。ケチャップか何かのソースのようなものが付いていました。
汚れの方はクリーニング代を請求されることはなかったのですが、小枝にひっかけたと思われる小さな穴の方は、弁償をしてほしいと言われてしまいました。
袴のレンタル代だけでも痛い出費だったのに、袴を弁償することになり、とんでもない出費となったのです。
弁償になるかどうかはお店にもよるとは思うのですが、男の子の場合は袴のレンタルはこういったデメリットもあります。
私の友達は、「動きにくいから脱ぎたいと言って」神社の中で脱ごうとして困ったと話していました。なんとか宥めすかしてやり過ごしたようです。
今は、「“鬼滅の刃”の炭治郎みたいだ」などと喜んで袴を来てくれるかもしれませんが、このブームが終わったら、動きにくい袴は嫌がる子も少なくないでしょう。
そして、この時の話を友達にすると、「子どもの七五三の服装はスーツにしたら、小学校の入学式にも着ることができるのに」と言われました。
「ああー、なるほどなあ。確かにスーツにしておけば、7歳の七五三の服でそのまま小学校の入学式に着せることができるなあ」と思いました。
今は、袖丈を伸ばすことができる子供用のスーツもあるようです。こういったスーツを購入しておけば、七五三と小学校の入学式と両方で使えるので、出費を抑えることができます。
七五三、親の服装はどうする?
七五三参りは、お母さんの服装も悩むところでしょう。
私は、黒のスーツにしたのですが、両親からは「子供には袴を着せて、あんたは着物じゃなくてパンツスーツ?」と呆れられました。
しかし、親が着物で七五三のお参りに行った人は、スーツの方が楽で安上がりだと言っていました。私も同感です。
親の服装を着物にすると、自分で着ることができない人は美容院などで着付けをしてもらう必要があります。そして髪を結うなど、美容院で整えなければなりません。
これが結構な出費になるのです。
子どもの行事は何かとお金がかかるので、少しでも安く済ませたいと言うのが本音でしょう。
その点、和服ではなくパンツスーツなら、経済的な負担が少なくて済みます。パンツスーツなら着付けなどしてもらわなくても自分で着ることができるし、髪も乱れていなければOKなので美容院に行かなくても大丈夫です。
美容院代が1万円以上節約できるでしょう。
また、着物のクリーニングはパンツスーツのクリーニングと比べると高くなります。
中には、小学校の入学式の時にも着ることができるようにと、明るめのスーツを購入したという人もいます。
小学校の入学式に着物で出席する親は、どれくらいいるでしょうか?
これは、地域によっても違ってきます。私が住んでいる市内(大阪梅田にも神戸三宮にも20分ほどで行けます)では、1学年の生徒数は100人ほどですが、着物で小学校の入学式に出席していた人は2人でした。
もう10年以上まえですが、今でもそのお母さんのことは、よく覚えています。やはり、2人しかいないと目立ちますよね。
うちの息子が通っていた小学校では着物での入学式出席は2人でしたが、お隣の小学校は0人、私の姉の子供たちが通学していた小学校や姪っ子が通っていた小学校でも0人でした。
これらのことを考えると、着物の出番は昭和時代と比べると、ぐっと減っているようです。
令和時代となった今は、さらに減っているのではないかと考えます。
七五三の親の服装は、明るいスーツがおすすめです。
写真館で七五三の写真撮影
家庭用のカメラやスマートフォンでの写真撮影以外に、写真館さんで撮影して貰いたいという人も多いでしょう。
しかし、お宮参りや会食で疲れていて、その足で写真館さんとなると、子どもの機嫌も悪くなってしまいます。
下のお子さんがいる場合は、下のお子さんの体力なども考えなければなりません。
写真館さんの中には、流れ作業のように業務をさばいている所もあるので、不機嫌なままで七五三撮影されてしまうことも少なくありません。
それが嫌な人は、七五三参りの前に写真撮影だけを先に済ませておくのも一方法です。
しかし、不機嫌な顔で写っていても、それはそれで想い出に残ると考える人もいます。
「あの時は機嫌が悪くて、手こずったなあ」と言う想い出が、数年後や十数年後にはものすごく懐かしく感じるでしょう。
そういった観点から考えると、すました顔で写っていなくてもOKかもしれません。
今、世の中はコロナ禍と戦っています。そのため、写真館さんに行くときはマスクをしていることでしょう。
しかし、七五三写真撮影の時にはマスクを外します。
でも私は、マスクを付けたままの写真も1枚や2枚は撮っておくことをお勧めします。
これは、感染予防の観点からだけで言っているのではなく、「あの時はコロナ禍で大変だったね」と想い出に残るし、そこから会話の幅が広がって行くからです。
2020年や2021年の想い出が、いっぱい甦って来るでしょう。
どこに行ってもマスクがなかったこと、針で指先をついて「痛っ!」などと言いながらマスクを縫ったこと、手洗いを頑張ったこと、仲良しの友達と遊べなくて家に居てばかりだったこと、などなど、たくさんの七五三の想い出が甦って来るはずです。
1枚か2枚でいいので、マスク姿の七五三写真も撮っておきましょう。
そして、写真館で撮った写真だけで済ませてしまうのではなく、ぜひご自宅の近くでも、スマホでOKなので七五三写真を撮影してください。
大人になってからその七五三写真を見ると、建物が違っていることも多いです。それがすごく懐かしく感じるでしょう。
「今はビルになっているけど、あのビルってお饅頭屋さんだったんだ!そういえば、お饅頭屋さんのおばちゃんが居たよね」「ここって、昔は美容院だったんだね」などと、想い出すことができて、会話も弾むと思います。
スマートフォンで撮影した七五三写真は、スマホの中に入れたままになりがちですが、忘れずにプリントアウトしましょう。
写真を撮影するのが好きだというお父さんやお母さんは、すました顔で写っている写真だけではなく、普段着の表情の七五三写真が撮れると思います。
また、遊んでいる所を隠し撮りするのも面白いでしょう。
七五三記念撮影は、福岡市フォトスタジオ
原田写真館Since1969
七五三撮影・衣装レンタル 原田写真館七五三ホームページhttps://753-haradaphoto.com/
福岡市東区香椎1-12-6(香椎参道通り)
七五三フォトギャラリー http://753-haradaphoto.com/gallery/
参拝マナー・福岡市東区近郊神社情報は、原田写真館
初めての七五三ページ http://753-haradaphoto.com/s
原田写真館Since1969 オフィシャルホームページ
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