今年初めて、子どもの七五三へ行ってきました。 七五三というと、写真館できものをレンタルして、着つけてもらって、カメラマンさんと 一緒に神社へお参り……という方がほとんどだと思うのですが、うちは違いました。 息子の羽織は、夫が七五三で使ったもの。 娘の着物は、義母が友人から譲ってもらったもの。 ということで、きものをレンタルする必要が無かったのです。

せっかくなので、写真館を利用せず、着付けは母の私がおこなうことにしました。

しかし、自分たちで全てをおこなうとなると、前もって調べておかないといけないことが 色々…… もし、同じように、自分たちだけで七五三を、という人のために、私が調べたことや用意 したものをまとめました。

七五三の必要アイテムは数日前に用意するのがおすすめ

男女のきものを一式譲ってもらえた、とは言っても、使えるものがちゃんとそろっている とは限りません。 当日の朝に、あれこれが足りないことが分かっても、用意する余裕はないものと考えてお いた方がいいです。
数日前には、中身を確認しておきましょう。

男の子なら
・羽織
・羽織紐
・着物
・角帯
・袴
・じゅばん
・足袋
・草履
女の子(三歳)なら
・被布
・振袖
・へこおび
・じゅばん
・半襟
・足袋
・草履
・髪飾り
・ヘアピン

他に、 ・襟ぐりのあいた肌着 ・薄い長ズボン(レギンスでも) ・はきなれた靴 も必要となりますが、これは普段使っているもので構いません。

うちは、きものは一式揃っていました。 が、男物の草履が無く、足袋は双方ともありませんでしたので、急いで呉服屋さんに走る ことになりました。 最初は古着屋さんを尋ねたのですが、男物は下駄しか見つからず……足袋もなく。 ちゃんとした呉服屋さんが近くにあれば、そこで買うようにしましょう。 見つからなければ、通販で買わなくてはいけません。 七五三のシーズンになると、通販で頼んでもすぐには届かない可能性があるので、余裕を 持った日程を組んでおく必要があります。
あとは、ヘアピンも足りませんでした。 当日は母親も髪の毛をセットしていったのですが、二人合わせて 15 本くらいは使ったと 思います。
アメピンだけでは足りなくなってしまったので、U ピンも追加して、何とかごまかしまし たが、出先で何度か、娘の髪飾りが緩んでました。 不慣れな髪型だし、かつ髪飾りはお花がいっぱいで可愛いし、で、3 歳の娘だとすぐに 触っちゃうので、痛くならないように、かつしっかり止まるように、いろんな角度でピン を指してあげてました。

七五三着物は数日前から虫干ししよう


大切に保管されていたきもの……は、虫よけのにおいがついていたりします。 最近の虫よけは、無臭だったり、ハーブの香りがしたりしますが、古いものだと樟脳の香 りがばっちりついています。 子どもにとってはいい香りではないので、数日間、虫干ししておきました。 衣紋かけではなく、ハンガーで十分でした。 多少の折りじわなら、吊るしておくだけでも十分伸びてくれるので、一石二鳥です。

しわをのばしておこう

上にも書きましたが、棚にしまってあったきものはたいていしわが付いています。 うねうねしている程度なら、吊るしておくことで伸びるのですが、頑固なしわはアイロン をかける必要がありました。 もちろん、正絹なので、高温アイロンをじかにあてては傷んでしまいます。 ハンカチを挟み、低めの温度(アイロンの設定で「絹」があればその温度)でかけます。 親のきものへのアイロンがけも、忘れないでくださいね。

一度は着付けしておこう

これは私への自戒を込めて…… 私、当日の朝に、インターネットできものの着せ方を調べながら着せました。 これはいけません。 自分にきものや袴を気つけるのには慣れているので、何とかなるだろうと思っていたので すが、それでも時間がかかります。
子どもは、じっと待っていてくれない生き物です。 調べながら着せていたら、直ぐに動き出すし、直ぐに着崩れます。 当日の朝、何度も着つけ直すのは大変なんですよー。 なので、前日までに着付けの練習をしておいて、本番には時間をかけずに着せてあげるこ とが大切です。

肌着で寒暖調節

数日前には完ぺきに準備をしておけば、後は当日、着付けしてヘアセットしてお出かけす るだけ!(書くだけなら簡単ですね……実際は大変なんですが) 当日は、肌着の上に着物を着せるのですが、中に着せる衣類は気温を見て調節してあげま しょう。 上はジャンバーやコートを着せてあげてもいいんですが、袖がもこもこで嫌がられます… … 私は10月だったので、襟ぐりの空いたシャツ1枚だけでした。12月に行く人なら、断 熱効果のある肌着とか、かいろとかを用意する必要があります。

トイトレ途中ならおしめ

おしめが嫌いな子じゃなければ、おしめをはかせてあげてください。 じゃないとおトイレが大変なのです。 神社が家の近所じゃなければ、長時間着物で過ごすことになりますし、短時間であっても トイレにいきたくならないとは限りません。万が一汚してしまっては、せっかくの七五三が台無し。 うちは2人ともおしめでいきました。

足元はスニーカーで OK

草履で神社の、未舗装の道を歩くのは、大人でも大変。 子どもがちゃんと歩けるわけがありません。
すぐに足が痛くなっちゃいます。 娘は、赤くて寿津の付いた草履に一目ぼれして、家から履いていったのですが、案の定途 中で「おんぶ」と言いだすことに…… なので、持って行ったスニーカーを履かせてあげて、写真の時だけ草履に履き替えさせま した。 娘のように、草履をはきたい、と言い張るならともかく、そうでないなら家からスニー カーでも全然問題ないと思います。

七五三参拝当日の流れ

我が家は京都の平安神宮で七五三のお祝いをしたので、参考に書いておきます。 ・子供があまり歩かない方法で神社へ行く(バス、タクシー、自転車等。うちは自転車で した) ・祈祷受付所で「七五三の祈祷をお願いします」と伝え、所定の用紙に住所や名前を書く ・控室へ案内される
・お参りする場所へ案内される ・神主さんが祈祷をしてくれるので、神主さんの言葉に合わせて立ったり座ったり頭を下 げたりする(子供が一緒にしてくれないなら、親だけでいいです。子供は走り回りさえし なければ OK)
・千歳あめと笹、記念品をもらう
というのがお祈りの流れ。 すいていたので、控室で待っていたのは5分程度、ぜんぶでだいたい30分くらいでした。

千歳あめは、手のひらより少し長いあめが三本入ってました。 笹には御札とお守り、和紙の紙風船が短冊風に付けられていました(七夕飾りのイメージ に似てます) 記念品はおもちゃ。神社でいただけるおもちゃというと、古き良き和のおもちゃ(コマと かビー玉とか)なのかな、と思っていたのですが、普通におもちゃ屋さんで売っている、 お祝い事に子どもに買ってあげるようなおもちゃがテーブルの上に10種類以上並んでい ました。
選ぶだけで子どもは大興奮。

うちは、娘がプリキュアのステッキ(電池を入れたらいろいろしゃべったり光ったりする やつ)、息子がブロックセットを選んでいました。 昨今の事情から、大きなおもちゃをもらっても入れられるような手提げ袋を持って行って いたのですが、神社の方でもビニール袋を用意してくれていたので、そちらに入れてもら いました。

あとは、境内で七五三記念撮影を楽しんでから帰ってきました。


帰ったらすぐにお着換え

帰宅後は、直ぐに着替えさせましょう。 きもののままだと、子どもが苦しかったりしますし、おやつを食べたりおもちゃで遊んだ ら、きものが汚れてしまいます。 すぐに脱がせて、じゅばんと足袋は洗濯し、きものは陰干しで汗を飛ばしてから片付けて おきましょう。
せっかくのおきもの、大切に保管しておいてくださいね。 そうすれば、また、お正月に着たり、おばあちゃんが来た時に着たりできます。

自分たちでやる七五三についてまとめました。 写真館さんでの七五三とは大分準備が大変ですが、時間には縛られませんし、お金も安く 済みました。
何より、記憶に残る七五三になったと思います。
良かったら、参考にしてくださいね。

福岡市の七五三記念撮影・衣装レンタル

原田写真館Since1969  オフィシャルホームページ
https://www.harada1969.com

七五三撮影・衣装レンタル 原田写真館七五三ホームページhttps://753-haradaphoto.com/
福岡市東区香椎1-12-6(香椎参道通り)

七五三フォトギャラリー https://753-haradaphoto.com/gallery/

参拝マナー・福岡市東区近郊神社情報は、原田写真館
初めての七五三ページ http://753-haradaphoto.com/sft

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